「あれ?また部屋が空くの?」
最近、入居者様の入居期間が短くなってきているな?と感じたことはございませんか?
空き家が増え、賃貸住宅供給過多による成約競争が強まり、契約する際の初期費用が安くなるなど、借りる側にとっては金銭的に住み替えが容易になったのも理由の一つだと考えます。
(今や、賃貸市場では、契約時の礼金無し入居はごく普通になってきています。)
空室対策の手段は大きく2つに分ける事が出来ます。
①既存入居者の退去を減らす。
②新規入居者を獲得する。
今回は①の手段にフォーカスしお伝えします。
どんな商売でも、既存顧客がつき安定した収入を得ることのできる企業が、長きにわたり経営存続することができると考えますが、それは賃貸経営でも当てはまりますよね。
では、賃貸経営での既存顧客とは?
それは今住んでいる入居者様です。
では、長く住んでもらうには?
それは入居時よりさらに魅力的な物件にしていく事が有効です。
建物はどうしても年月の経過とともに新築時よりも価値が下がってしまうものです。
錆や設備の不具合といった経年劣化はおこり、仕方のない事です。
しかし、入居者様の立場になってみると、
「容易に住み替えが出来るし、入居時から変わらない家賃を払って今のところに住み続けるよりも、設備が整っている新しいところへ引っ越そう!」
となりかねません。
そうなる前に、手を打つ事が重要です!(^^)!
例えば、ある一室で5年間居住したAさんが退去したとします。
早く空室を埋める為にエアコンなどの設備を導入したり、リフォームに費用をかけたりします。
それでも借り手が見つからない場合、フリーレント(家賃サービス)にしたり、家賃を下げたりするでしょう。
※これが上記②の空室対策ですね。※
しかしよく考えてみると、Aさんが退去した後に設備を入れるか家賃を下げるかしなければ借り手がつかないということは、Aさんも同じように不便に感じはじめたから退去したのかもしれないですし、Aさんにとって徐々に家賃が高く感じられるようなお部屋になっていたのかもしれません。
退去する前に対策を打っていれば、Aさんは退去しなかったかもしれません。
もしそうでなかったとしても、そのように感じている退去予備軍が同じ建物の入居者様の中にいる可能性があります。
退去を防ぐ具体的対策には、
入居時には無かった設備の導入
(インターネット無料や宅配ボックスの設置、浄水器の設置や照明器具の取替え、温水洗浄便座など)や、
共用部の手直し
(集合ポスト取替えや階段手すりの設置、駐輪場設置、外壁塗装など)
などがありますが、実際に今の入居者様がどのような不満を抱えているのかアンケートを行ったり、近隣の人気条件をチェックし比較するのが有効的です。
このように建物やお部屋内の条件に対し定期的な見直しや改善をいれていく事で物件の魅力は高まり、入居者様にも“お部屋を長く大切に使おう“という意識が働き、結果的に家主様の安定した賃貸経営に繋がる可能性が高まります。
弊社ではなるべく家賃を下げることなく満室を保ち、家主の皆様の継続的な収入確保が図れるよう、様々な提案や、改修の予算面でも相談をお請けしております。
どのようなことでもお気軽にお問い合せください♪