マンション1階部分の売却について
マンションは同じ広さで同じ間取りの場合、上の階にいくほど価格が高くなることが一般的です。ただし、1階に専用庭があるなど条件によっては1階の方が高い物件もあります。
そこで今回はマンション1階のメリットとデメリット、そして、1階のお部屋を売るためのコツを解説していきます。
マンション1階部分のメリット
騒音・振動
集合住宅では騒音問題が多々あるため、とくに子どものいる世帯は下の階への騒音や振動を気にするため、1階を好む方が比較的多いです。
専用庭
1階の部屋には専用の庭があるというメリットがあります。
子どもが目の届く範囲で遊び、お庭が広い場合はプールを楽しむことも可能ですし、ガーデニングや家庭菜園を楽しむこともできます。
規約の範囲内で可能であれば、バッティングやゴルフの練習もできるかもしれません。
エレベーター
高層階や世帯数が多いマンションの場合、エレベーターでの待ちが発生することがあります。また、災害時や点検時にエレベーターが止まった場合は階段を利用しなければなりません。
1階部分だと、駐車場からお部屋までの距離が短いため、大きい荷物や重いものを運ぶのも便利ですし、お出かけの際に自宅に忘れ物をしてもすぐに取りに戻れます。
マンション1階部分のデメリット
日当たり
周囲の建物の陰になりやすく、立地によっては日光が当たる時間が短くなる場合があります。高い塀があれば日差しを遮り、逆に塀が低いと人目が気になり、カーテンを閉めた場合、結果的に日が十分に差し込まなくなる可能性があります。
セキュリティ
マンションはエントランスがオートロックであり、階段部分も扉が施錠されているため、基本的には住民以外は出入りができない構造です。
しかし、駐車場や専用庭などに直接面している1階部分は、それらのセキュリティの利点をあまり感じることができないかもしれません。
天災地変
河川や池に近い立地の物件は、大雨などによる増水時の氾濫による浸水のリスクがあります。氾濫以外にも、ゲリラ豪雨や勢力の強い台風による予想外の大雨などでも浸水の恐れがあります。
騒音・振動
市街地や大通り沿いの物件では車や人通りが多く、その騒音や振動が室内に響く場合があります。防音対策が取られていても、窓を開ければやはり騒音は気になるもので、音に敏感な方は1階部分に住むことは避けた方がいいかもしれません。
マンション1階部分を売却するときのコツ
マンションの1階部分を売却する際は、1階にメリットを感じる層にターゲットを絞り、販売戦略を練るのがコツです。
たとえば騒音を気にする子育て世帯や、階段の上り下りを避けたい方などです。
また、ガーデニングが趣味の方や、自然を好む方、災害時の避難に不安を抱える方などは1階部分のお部屋の魅力が伝わりやすいでしょう。
販売価格は売主が価格の設定をすることができますが、その価格設定によっては売却に大きな影響がでてきます。
そのため不動産会社が訪問後に提示する訪問査定価格や周辺の類似物件の成約価格を参考にし、信頼できる不動産会社の方と慎重に決めることをお勧めします。
まとめ
マンションの1階にある物件は、日当たりやセキュリティ、浸水リスクなどデメリットはありますがメリットも大きい物件です。1階ならではメリットをアピールし販売タイミングや価格設定をよく考えて進めましょう。
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