こんにちは。売買部の赤嶺です。
この時期になると何故か寂しくなるのは私だけでしょうか?笑
話は変わりまして、
今回は先日中古戸建てを売却されたS様というお客様のお話をします。
(少し長くなりますが、お付き合いくださいm(_ _)m)
お世話になっている銀行から「自宅を売却しようか迷っているお客様がいらっしゃるので相談に乗ってほしい」と連絡を受け、紹介されたS様と面談を設け話をお伺いしました。
S様は『主人が亡くなり、広い住居に息子と2人で住んでいる。遺族年金の収入があるが生活が厳しい・・・。
しかし、主人が頑張って建てた自宅を守りたい。手放したくない。』と仰っていました。。。
私も数年前に父が亡くなり、母は父と私達兄弟を育て上げてくれた家に1人で住む事になり、熟慮のうえ家を手放した経緯があります。
私は自身の実家売却の話をしながら、S様にご自宅の売却を勧めましたが『子ども達と相談します。』と帰っていかれ、数日後、今度は息子さんと再度来社されました。
その時S様はご自宅の売却に、悩み、疲れている様子で元気がありませんでした。
そこで以前より深くお話を伺っていくと、ご主人様は亡くなる前に『今後はSの好きな様に生きなさい!』と仰っていたとのこと。
それでも、『主人が建てた自宅を売却するのは・・・』と売却を躊躇している様子だったので、私は「このまま苦しい生活状態のなか不動産を守っていても、S様を想う天国のご主人様は悲しい思いをするのではありませんか。
S様が笑顔で元気に、今後の人生を生きていく事が大切ではありませんか。今回のご自宅は【守る不動産】ではなく【売る不動産】だと思います」と意見を伝えました。
それから数日後、売却に踏み込む決心をしたS様はとても元気になり、弊社と専任媒介契約を結び、その後買い手もスムーズにつき売買契約も無事締結致しました。
因みに売買契約日は、ご主人様の命日でした。
『天国から主人が導いてくれたはずねー』と話すS様の清々しい笑顔に、私はとても嬉しくなり、今回の取引を通してS様のこれからの人生に少しでも関われた事に感謝しこの仕事のやり甲斐を改めて実感致しました。
【守る不動産】、【売る不動産】これは相談される方の状況や物件の詳細によって判断が変わります。
もし不動産売却や活用方法などに迷われている方がいらっしゃいましたら査定は無料ですので、お気軽にご相談ください(*^_^*)